アーティゾン美術館

About
アーティゾン美術館は2020年1月に開館し、以前のブリヂストン美術館(1952年開館)の改名・改装版です。石橋財団が運営しており、東京の京橋に位置しています。
「ARTIZON」という名前は「アート(ART)」と「地平線(HORIZON)」を組み合わせたもので、来館者に新しい芸術の地平を体験してもらうという美術館の使命を反映しています。美術館は23階建ての「ミュージアムタワー京橋」の4階から6階にあり、展示スペースは以前の美術館の約2倍の広さです。
コレクションと焦点
美術館のコレクションは主にヨーロッパの印象派、後期印象派、モダニズム、そして20世紀初頭から1960年代にかけての日本人アーティストの作品に焦点を当てています。
コレクションにはピエール=オーギュスト・ルノワール、パブロ・ピカソ、ポール・セザンヌなどの著名アーティストの作品が含まれています。コレクションはブリヂストン社の創業者である石橋正二郎(1889-1976)の個人コレクションから始まり、当初は日本の洋画家の作品に焦点を当てていましたが、後に西洋美術や印象派の作品にも拡大しました。
最近では、戦後の抽象画や江戸時代の初期日本美術などもコレクションに加わり、美術館が提供できるものの幅と深さが増しています。
来館者体験
美術館のコンセプトは「創造を体験する」です。チケットは日時指定の予約制ですが、空きがあれば当日券も購入可能です。美術館は公式アプリを通じて4言語(日本語、英語、中国語、韓国語)の無料音声ガイドを提供しています。
館内には文房具、ポストカード、キャンバスプリント、書籍(主に日本語)などを扱うミュージアムショップがあり、質の高い食事を提供するカフェもあります。また、無料のコインロッカーや展示に関する書籍を閲覧できる「インフォルーム」も用意されています。